サービスアパートメントとは？住民票の移動は必要？

サービスアパートメントとは、ホテルのようなサービスと賃貸物件のような快適さを兼ね備えた住宅です。
長期滞在に適しており、家具や家電が備え付けられています。
また、コンシェルジュや清掃、ランドリーなどのサービスも利用できます。

住民票の移動については、サービスアパートメントを生活の拠点とする場合は必要ですが、仮住まいとする場合は必須ではありません。
自分の状況に応じて判断しましょう。

サービスアパートメントとホテル・賃貸物件の違い

サービスアパートメントは、ホテルと賃貸物件の中間に位置する住宅です。
それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目	ホテル	賃貸物件	サービスアパートメント
契約期間	短期（1泊～数日）	長期（2年）	中長期（1カ月～数年）
初期費用	なし	敷金・礼金・仲介手数料など	保証金・手数料など（物件による）
家具・家電	テレビ・冷蔵庫・ケトルなど	なし（自分で用意）	テレビ・冷蔵庫・炊飯器・食器類・調理器具など
サービス	コンシェルジュ・清掃・ランドリーなど	なし（自分で管理）	コンシェルジュ・清掃・ランドリーなど
施設	ジム・大浴場・託児所など	なし（近隣施設を利用）	ジム・大浴場・託児所など

サービスアパートメントには、以下のようなメリットがあります。

サービスアパートメントには、以下のようなデメリットもあります。

料金：一般的な賃貸物件よりも高い料金がかかります。また、光熱費や管理費などが月額料金に含まれている場合もあります。
物件数：日本ではまだ少ない物件数です。人気のある物件は予約が取りにくいこともあります。
プライバシー：ホテルと同じ建物内に住むことになるので、他の住人やスタッフとの接触が多くなります。また、清掃やランドリーなどのサービスを利用する場合は、室内に入られることになります。

サービスアパートメントの契約の流れは、以下のようになります。

サービスアパートメントと似たような住宅にマンスリーマンションがあります。
マンスリーマンションは、1カ月以上の滞在が可能な家具付きの賃貸物件です。
サービスアパートメントとマンスリーマンションの違いは、以下のようになります。

料金：サービスアパートメントはマンスリーマンションよりも高い料金がかかりますが、光熱費や管理費、サービス費などが含まれています。
物件数：マンスリーマンションは全国各地にありますが、サービスアパートメントは大都市に多くあります。
設備・サービス：サービスアパートメントは家電や食器類などが揃っていますが、マンスリーマンションはオプションで別料金となっています。¹⁸[18]また、サービスアパートメントはコンシェルジュや清掃などのサービスもあります。

マンスリーマンションは、サービスアパートメントよりも安価で、家具や家電が備え付けられていることが多いです。
しかし、サービスアパートメントの方が設備やサービスが充実していることが多いです。
また、マンスリーマンションは、全国各地にありますが、サービスアパートメントは大都市に多くあります。